ぼちぼち日記

二人がいっしょになって笑いあう、あの笑いの効能や、危険や、その力について、決して十分に語られることはないだろう。友情や、欲望、あるいは絶望と同様に、恋はあの笑いなしですまされない。  サガン『熱い恋』

ヴァンサンカン結婚かむばーーーーっく!

今週のお題「もう一度見たいドラマ」

 

かなり昔のドラマ

「ヴァンサンカン結婚」が大好きです

 

概要をテレビドラマデータから引用

 

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青年医師(石黒賢)から求婚され交際を始めた25歳のヒロインが、昔溺愛した男(小林稔侍)と再会したことで心を揺れ動かす。

こまやかな描写が印象的な作品で、とくに菊池桃子のキャラにはつかみ所のないのびのびとした生き方が描かれ、後年の大石作品によく見られる気の強いヒロイン像の萌芽が感じられる。

前途有望な青年医師と先の見えた年輩の代理店マン。

石黒賢菊池桃子(ワガママ娘)と安田成美(アパレルのプレス)が取り合うというのが主なストーリーだが、小林稔侍たちの大人の恋もあり、男女の心の機微を丁寧に描いた演出が光った。

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私は菊池桃子演じる右子の大ファンで

とっても憧れていました

菊池桃子のそれまでのイメージを覆す

セレブイケイケお嬢様OL役で

控えめに言って最高、という表現がぴったり

鼻持ちならない、女性です

 

右子が

「朝食はね、わたし、キャピトル東急のオリガミのブレックファストがいいな

もちろんミルクティ、ダージリンとアッサムを1:2のブレンドでね!」

とかいっていたのを覚えている

 

それからはアッサムを飲むように

ミルクティーだよね

 

安田成美と小林稔カップルも最高で(ドラマでは元カレ設定から始まる)

最後は広告代理店で部長をしている小林稔侍が肝硬変かなんかで

出先で亡くなってしまうのだけれど

あなたはいいけれど、一人になって私はどうするの?という安田成美に

すまん、でも一緒に居てほしいと石黒賢から奪った挙句

仕事を優先して死んじゃうわけだけど

小林稔侍の写真を部屋に飾って一人で生きていこうとする

安田成美に

うそでしょう、、、でも小林稔侍みたいな男いるわ

と思ったものです

 

右子も最後はずっと言いよってくれていた

医大に通っているのに医者にならなかった西村和彦と一緒になるわけだけど

その描き方が右子らしいものでした

 

彼らはもちろん付き合ってはなくて

ある日、彼の心こそが一流だということに気付いて

朝、西村和彦に電話

 

わたし、結婚するの

という右子に

誰と?

 

いっき(西村和彦)とよ!だから

1時間後に青山のチャペルに来て

遅れたら結婚取りやめるから、と言って

 

その時彼は別の女性とベッドにいるわけだけど

びっくりする彼女に

「おれ、たぶん結婚するわ」

と言って出ていきます

 

右子はブランド志向だったけれど

着ているのは母親が着ていたお古のウェディングドレス姿

チャペルで一人でいる右子のところに

西村和彦が焦ってやってきます

美しい彼女に見惚れるわけだけど

信じられなくて

西村和彦が号泣するのが良かったです

 

そしてゲストは安田成美と石黒健

でも彼らは別の報告に歩いて行くのでした

 

 

全員がオシャレで人間的な悩みを抱えていて

いろんなことに悩むけれど気持ちには逆らえなくて

でもやっぱり置かれている環境はオシャレで

 

あのドラマに出てきた日比谷シャンテ

西郷山公園(多分)を通る度にここだなと思い出す

 

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