ぼちぼち日記

二人がいっしょになって笑いあう、あの笑いの効能や、危険や、その力について、決して十分に語られることはないだろう。友情や、欲望、あるいは絶望と同様に、恋はあの笑いなしですまされない。  サガン『熱い恋』

混乱した自分

この前のデート

私は多少混乱していた

少し前までの私の理想に当てはまらない相手が
テーブルの真向かいに座っていて
私は彼のことを好ましく思っていた

全く環境が違う
先が見えない
ていうか
もう先が見えなくなってる世界に住んで私は久しい

もっと見えなくなるなんてあるのか?
見えてないんだから
見えない人のところに付いていったからって
別に何がどうなるというのか
今より悪くなるなんてないではないか

相手の方が相当上だ

食事を取り分けてくれたり
飲み物を交換してくれたり
正確にいうと
飽きたから交換しよう?と彼の飲み物をもらったり

手相できる?
と私の手を触りたがってでも殆ど触らせないのに
楽しそうにしている相手を見て

混乱していた

服装が派手だな

お洒落ともいえる
確かに似合っている
コジャレたモテるだろう彼

婚カツな服装なんてしていない私に
好意的にしてくれる
希少なイケメンの男性

ますます混乱してきた

なにが?
どこに問題があるというのか

私は何に躊躇しているのか

今の自分を見ろ
笑える
なんでもない
何もない上になんでもない自分

混乱するのは
周りのほう

なんでお前に混乱なんてする余裕があるのか!!

笑える

混乱している自分に
もっと混乱した