ポールペン字をしようと
全然進まないテキストを取り出すと
大昔に貰ったハガキが入っていた
これは私が三十路のころ
ロンドンから帰国したばかりという新入社員の若者からだった
メキシコにいるとのこと
正直読まずにいたので読んでみる
これがつく頃にはもう帰国しているけれどハガキを書くのが好きなので送ります
最近あまり話せていないけど
帰国したらまたランチ行きましょうね
としめてあった
罪悪感
このときも確か懐かれて疎ましくなってきたので
距離をおきだしたのだろう
いやほんと、今避けている同僚もいいこなのだ
でもまあまあ重いというか
紙一重よね
彼は今なにをしているんだろう
結婚したらしいし
優しいからきっといいパパをしているはず
最後はどうなったんだっけ
あ
あのときはリストラがあってテンヤワンヤだったんだ
私も結婚せず
地元に帰ることにした
祖母が生きているうちに帰っていればと悔やむが
本当の望みが叶いそうな気がする