ぼちぼち日記

二人がいっしょになって笑いあう、あの笑いの効能や、危険や、その力について、決して十分に語られることはないだろう。友情や、欲望、あるいは絶望と同様に、恋はあの笑いなしですまされない。  サガン『熱い恋』

生き方を考える

100歳を超えた私のおじいちゃん

いつもインパール作戦に行っていたときの話を聞く

 

毎回おじいちゃんの話してくれる話は同じシーンが多いので

今回は質問形式にして別の場面を教えてもらった

 

その光景が目の前に現れてきて胸が詰まった

しかし日本の戦いによりアジアは解放された 八紘一宇

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

おじいちゃんが参戦していたのは列師団

ビルマでは撃ち合い等はしないように言われていた

銃も弾も戦闘に耐えうるものではなかったし食べ物も運ばれてくることはなかった

 

敵は英国

英国だけれども英国軍として領域を守っているのは英国に使われていたインド兵

お互い撃ち合うことはなかった

 

山の上で何度も観た光景

英国空軍と日本空軍の戦闘

戦闘機がぐるぐる回りながら戦っていた

ミサイルは下部に付いているので敵機の上に位置しようとしているのだ

 

勝負がつく

撃ち落された英国戦闘機からはパラシュートが開いて兵士が落ちていく

一方日本軍がパラシュートを使うことはなかった

一度もなかった

 

山なので着陸できるところはないし

そもそもパラシュートで逃げ出し生き延びるという選択肢が日本軍にはなかった

 

負ければ自分の零戦と共に終わりを迎える

祖父たちは落ちていく日本軍の零戦と仲間に手を振った

賛辞を込めて祈りを込めて

 

死はいつも自分の隣にあった

零戦と共に散る仲間たち

たまたまそれは自分ではなかっただけ

山の上から手を振った

戦う仲間にそして自分自身に

 

 

終戦詔書(現代文)


私は、世界の大勢と我が国の現状とを深く考え合せ、非常の方法をもって現在の状況を収拾したいと思い、ここに忠義心に厚く善良なあなたがた国民に対して、これから私の考えを伝える。


私は、わが帝国政府に米国、英国、中華民国ソ連の四ヶ国に対して、彼らの共同宣言(ポツダム宣言)を受諾する旨を通告せよと命じた。

 

そもそもわが国民の安らかな生活を思い、あらゆる国と繁栄の楽しみを共にするということは、皇室の祖先が神代の昔から代々伝えてきた定めであり、私が大切にしてきたことである。


先に米英二国に宣戦した理由もまた、わが国の自存と東亜の安定を請い願ったからであり、他国の主権を排除したり、領土を侵略したりすることは、もとより私の志ではない。


しかし交戦はすでに四年に及び、わが陸海軍の将兵の勇戦、我が多くの諸官庁に勤務する多くの役人達の精励、全ての国民の奉公、それぞれが最善を尽くしてくれているにもかかわらず、戦局は必ずしも好転していない。
世界の大勢も見ると、これもまたわが国に利がない。


これに加えて、敵は新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使用して、何の罪もない国民をしきりに殺傷し、いったいどれだけ被害が生じたのかわからないほどである。
(このような状況で)なおも交戦を継続することは、わが民族が滅亡するだけではなく、ひいては人類の文明をも破壊させることになるであろう。


このようになってしまったら、私はどのようにして愛するわが国民を保持し、我が祖先の神々に謝罪することができようか。
これが私が帝国政府に命じ(四ヶ国が求めた)共同宣言(ポツダム宣言)を受諾させた理由である。


私は、帝国と共に終始東亜の解放に協力してくれた同じ志をもつ諸国に対し、(東亜の開放という願いが達成できず)残念だという気持ちを伝えねばならない。


帝国国民で戦場に倒れ、仕事のために命を犠牲にし、心ならずも死んでいった者、およびその遺族のことを考えると、我の五臓は張り裂けそうだ。


さらに戦傷を負い、災禍をこうむり、家業を失った者にどのように豊かな生活を取り戻させることができるかということに至っては、私は深く心を痛めている。
思うに、今後わが国の受ける苦難は、もとより尋常なものではない。


あなた方国民が真実どんな思いであるかも私はよくわかる。
しかし私は、時の運命の赴くところにより、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍んで、永き将来のために平和をもたらしたいと思う。


私は、今ここに国体を護持し得て、忠義心厚く、善良なあなたがた国民の皇室に対する真心に信頼し、常にあなた方と共に存在するのである。


もし感情にまかせてさまざまな事件を起こし、あるいは日本人同士いがみ合い、混乱が生じ、そのため人としての道から外れ、世に信義を失うようなことは、私の最も戒めるところである。


国を挙げて、一つの家族の様にこの思いを子孫に伝えて、神国日本の不滅を強く信じ、これからの責任重く、先の長い復興の道を思い、総力を将来のわが国の建設に傾注して、強固な道義心と、不動の信念をもって、わが国が古来伝えてきた国体の精華を発揮して、世界の進歩・向上に遅れない様にしなければならない。


あなたがた国民は、天皇である私が今述べた思いを、どうかしっかりと受け止めて、行動してもらいたい。